小山敬三（1897-1987）




1897年 長野県小諸に生まれる。

1916年 慶應義塾大学を中退。川端画学校で藤島武二に師事。

1918年 二科展、再興日本美術院展に初入選。

1920年 島崎藤村のすすめで渡仏。パリのアカデミー・コラロッシュでシャルル・ゲランに師事し油絵を学ぶ。

1922年 サロン・ドートンヌで『並木道の冬』が初入選。マリー・ルイズ・ド・モントルイユと結婚。

1926年 サロン・ドートンヌ会員に推挙。

1927年 パリで初個展。『カスティヤの丘』がフランス政府買上。

1928年 帰国。

1929年 茅ヶ崎にアトリエを建てる。

1932年 渡欧近作個展を大阪三越で開催。島崎藤村が図録に序文を寄せる。

1936年 二科会退会。有島生馬、石井柏亭、木下孝則、安井曽太郎、山下新太郎等と一水会を創立。

1937年 第1回一水会展に『曇日（ノルマンディー）』他2点を出品。再び渡仏。

1947年 第1回美術団体連合展に『浅間山』を出品。

1949年 初の日展審査員を委嘱。

1950年 ヴォラール著『画商の思い出』を翻訳出版。

1956年 日本橋三越で画業30年展を開催。

1958年 日展の評議員となる。

1959年 白鷺城の連作で日本芸術院賞受賞。

1960年 日本芸術院会員、日展理事。

1970年 文化功労者として顕彰される。

1971年 小諸市名誉市民となる。

1975年 文化勲章受章。小諸市立小山敬三美術館を建設。作品と共に小諸市に寄贈。日本橋三越で画業60年展を開催。

1976年 茅ケ崎市名誉市民となる。

1982年 新高輪プリンスホテルに壁画『紅浅間』完成。

1985年 小山敬三美術振興財団設立。小山敬三記念賞による画家の顕彰と、油彩画修復技術家の留学奨励。

1986年 私財を投じ財団法人小山敬三美術振興財団を設立。

1987年 神奈川県茅ヶ崎で逝去。享年89歳。






1934年、小山敬三が茅ヶ崎にアトリエを作った5年後、37歳の頃に描かれた茅ヶ崎の風景です。

右手には江の島が見え、地元の方々にとっては馴染み深い風景だと思います。

ダイナミックな画面構成に、力強い線で描かれ、小山敬三らしさが色濃く表れた作品だと思います。

こちらは、2007年に茅ヶ崎市美術館にて開催された「生誕110周年 ”気韻生動”の画家 小山敬三展」にて出展された図録所載品となります。

一目で分かる茅ヶ崎が描かれ、資料としても価値の高い大変貴重な作品です。

表面の薄いヒビ、極小の剥落、染みなども出ておりますが、美術館に展示された時の状態からほぼ変化しておりません。

現状優先にてご理解いただきますようお願いいたします。

なお、キャンバス裏面の白いマットと金具は、展覧会時の輸送中の安全のために後から取り付けられたものです。

こちらは真作であることを保証いたします。

万が一鑑定が出ないようなことがあった場合は落札金額と送料を合わせた金額を返金いたしますので、安心してご参加下さい。

詳細につきましては掲載の写真をよくご確認いただき、ご不明な点がありましたら遠慮なくご質問いただきますようお願いいたします。



額縁 57cm × 38cm

絵面 16.7cm × 35.6cm



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